FSSC財団とは?を分かりやすく説明

食の安全について調べていると「FSSC財団」という組織名がでてきます。FSSC財団は、食の安全においてどのような役割をはたしているのでしょうか。そして「スキームを
所有」という言葉も出てきます。これは、何を所有しているのでしょうか。わかりやすく説明します。

FSSC財団とは

「牛丼店で牛丼が食べられない」と、大きな話題となったBSE(牛海綿状脳症)。ウシの脳がスポンジ状となる病気の一つです。「FSSC財団」は、BSEがアメリカで確認された翌年の2004年に設立されました。

FSSC財団は「食品安全認証財団」と呼ばれることもあり、オランダに本部があります。
食品業界の関係者が作った国際規格レベルの「食の安全の基準」、それが「FSSC22000」です。食品・添加物・食品を包装する資材の安全を確保する事を目的につくられています。

なぜこの基準ができたかというと、例えば食の安全に対する日本のあたりまえと、他国の食のあたりまえには違いがあります。食の安全の物差しが違うと、他国から入ってくる食品は大丈夫だろうか?と心配になることもあるでしょう。

その為、食品企業は財団が提示するマニュアルにそった安全管理をおこない、FSSC財団から認証を受けようとするのです。認証を受けることは「安全なはずだ」ではなく、「安全である」とFSSC財団からお墨付きをもらうことを意味するのです。

食の安全は、第三者の承認があることが当然の時代となりました。つまり、その第三者の役割をはたしているのが、FSSC財団なのです。

”スキームの所有”とは?

FSSC財団について記載された記事には、”スキームを所有”という言い回しが出てきます。日常的には聞き慣れないこの言葉には、どのような意味があるのでしょうか?

簡単な言葉で説明すると、財団は「食の安全」を確保するノウハウを所有している、ということになります。このノウハウを伝授されマスターしていただくと、FSSC財団が信頼を継続的に提供する、という様な仕組みになっているというわけです。

国内のFSSC認証件数

2020年12月の時点における、全世界での認証数は約24,000件となっています。

世界の食のニーズに応えるように、国内外の食品企業の「食の安全」に対する関心は高い傾向にあります。なぜなら、輸入・輸出においても取引先においても、財団の認証を受けていることが条件の一つというのが増える傾向にあるからです。

食のサプライチェーンが世界中に広まっている現代だからこそ、FSSC財団の役割はとても大きいものであるといえるでしょう。

まとめ

今回は、FSSC財団とは何か?と、その役割はどのようなものかについて解説しました。
要約すると、ポイントは下記の二点になります。
〇FSSC財団は、世界基準の食の安全FSSC22000をつくった。
〇食の安全を認証する機関である。

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