FSSCは国際水準の食品安全管理規格を運営しています

FSSCは国際規模の食品安全管理をしており、日本の食品業界にもその規格は今後求められるでしょう。既にその規格の承認を取得している企業もあります。FSSCから承認されていることで、大きな信用を得て商取引をすることができます。今回はFSSCとは何か、どのような食品の安全管理が求められているかなどについて解説します。

FSSCとは

オランダに本部を置いている食品安全管理の為の財団、それがFSSCです。この財団により作られたFSSC22000は、食品安全の為の管理規格です。食品に関わる管理・規格・手法は、広く知られつつあります。

この規格は、ISO22000にISO/TS22002-1を統合させて、追加要求事項を加えた国際規格となっています。そして、この規格は、2010年にGFSI(世界食品安全イニシアチブ)により食品の安全に関わる認証スキームの1つとして承認されました。以来、世界の食品安全システムの1つに位置づけされています。

FSSC22000の規格の対象物

この規格で決められた食品管理運営体制は、食品を扱う製造業が対象となります。対象分野については以下の通りです。

◎腐りやすい動物性ならびに植物性の混合製品(ピザ・サンドイッチ・惣菜など)
◎腐りやすい植物性製品(果物や野菜のジュースなど)
◎腐りやすい動物性製品(ソーセージ・ハム・乳製品・水産加工物など)
◎包装資材(直接か間接に食品にふれるもの)
◎化学製品(ビタミン・添加物など)
◎常温保存品(缶詰・砂糖など)

規格が求めている内容

前提として、食品の安全管理が適切に実施されるために、必要な環境を整えるためのルールがあります。設備の清掃の手順や設備の保守点検の方法・作業員の服装や現場における行動ルールがそれに当たります。

ただ同じ食品管理といっても、包装フィルムの製造工場と食品製造工場では取り扱うものや作業が異なるため、同じ前提を適用しても適切な管理は実施できません。そこでこの規格では、細かく前提条件プログラムを類別することで、分野が異なっても食品の安全管理ができるのです。

FSSC22000の認証の意義

この規格の認証は、その食品企業の製造段階だけに留まらず、輸送段階やグローバルなサプライチェーンにおいて業者の食品の安全性を向上させることが可能です。

業者規模のサイズに関わらず、植物性または動物性食品・長期保存食品や食品添加物を製造及び加工する製造業者は、国際的に通用する認証によって利益を得ることになります。認証取得を目指す企業は国内外に広がっています。認証の意義については、以下に挙げます。

●御社の食品の安全性が向上します。
●御社の食品が世界で承認されます。
●御社製品のユーザー、また監督官庁の信頼を強めます。
●御社の既存のマネジメントシステム(ISO9001・ISO22000)への統合を簡単にします。

まとめ

以上、FSSCとは何か、どのような安全管理規格であり、どのような内容なのか、またその規格認証を受ける意義などについてご紹介しました。

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