意外に多い!?HACCPの認証機関と認証マーク

スーパーで買い物をしているとHACCPと書かれたマークがついている食品を見かけます。国内ではHACCPの取得が義務化といったことや食品安全マネジメントのISO22000などがありますが、HACCPではどういった審査が必要なのでしょうか?
今回はHACCPの認証機関と認証マークについて解説していきたいと思います。

HACCPとは

HACCPとは食品の各製造工程を分析・記録し管理していくことで起こりうる危害を未然に食い止める管理手法のことです。アメリカのアポロ計画の際、宇宙食の安全性のために構想され、今日まで様々な食品関係の現場に導入されてきました。

HACCP認証の種類

HACCPを認証する機関は複数存在し、マークもその機関の数だけ存在します。認証機関ごとにマークだけでなく認証サービスにも違いがあるため、信頼できる組織かどうか見極めるのが重要になります。認証機関は大きく分けると次のようなものがあります。

地方自治体によるHACCP認証

自治体独自の審査基準で認証するHACCPです。比較的取得しやすいです分、対象になる食品や適応される範囲が狭いです。

総合衛生管理製造過程

通称マル総。「食肉製品」「食肉練り製品」「乳」「乳製品」「清涼飲料水」「容器包装詰加圧加熱殺菌食品(缶詰、レトルト食品)」といった対象製品のみに限られる認証制度です。
※厚生労働省から認証されますがHACCP義務化により廃止されます。

業界団体(協同組合や協会)の認証

全国製麺協同組合連合会や全国菓子工業組合連合会といった団体内の基準で審査されるので、各業界や業種間で効力を発揮する認証です。

民間審査機関

民間のHACCP認証機関は多く存在し、認証を受ける場合にはコンサルティング料金や人件費といったコストが多くかかります。導入する難易度が取扱製品によっては高くなることもあります。

認証マークの使用

HACCPの認証が決定されると以下のような場所に認証マークを使用できます。

・認証された施設内外部や配送車といった機材
・認証された製造工程で生産された製品
・「ホームページ」「パンフレット」「名刺」に表示

認証マークを表示することで、安心して購入できる食品であるという証明ができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?HACCPのマークは多種多様であり、認証の敷居や信頼性にも独自性があります。今後のことを考えるなら国際的に認可されているHACCPの認証を受けるとよいでしょう。経営規模・流通・事業内容を踏まえて会社・お店にあった認証を検討してみてください。

菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
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