HACCPを取得すると食品管理の向上を行っているので安心

HACCPとは
皆さんHACCPって知っていますか?
簡単に説明すると宇宙食の安全性を確保するためにアメリカ航空宇宙局(NASA)が考案した食品の衛生管理の方式です。

これまでの検査の方式は、出来上がった食品の 一部分を抜き取って検査を行うことが一般的で、全ての食品に検査ができない仕組みのため、食中毒を引き起こす可能性をゼロにすることはできませんでした。

そのため原材料の受入から最終製品の出荷に至るまで、工程ごとに微生物による汚れ、金属の混入などや食品の安全性について危害、原因物質とその発生要因などをリスト化して危害を未然に予測し防止する重要管理点(CCP)で特定し、継続的に監視、記録していく衛生管理方式がHACCP(ハサップ)です。そうすることで食中毒の微生物や異物などによる危害を未然に防止する事で菌などが付着することなく製品などを事前に守ることができるようになっています。

資格取得に必要な費用はどれくらい?

HACCP資格取得の費用について説明していきたいと思います。
HACCPを導入するには、まずHACCP資格取得が必要になってきます。

資格取得の費用につきましては、20万円の他に審査委員の交通費が別途かかります。

また、レストランなどの飲食を除き資格取得後2年ごとに、中間審査と呼ばれる更新手続きがあり、その更新手続きにかかる費用は10万円ですが、資格取得時と同様に交通費が別途かかります。

また、資格取得にあたり、コンサルタントを付けることもできます。月々15万円ほどの費用が掛かります。
中小企業などにとっては少なくない出費ではありますが、コンサルタントを雇い一回で、審査を通るように指導してもらう会社が最近では増えてきているようです。

資格に合格したからといって終わりではありません。
資格取得合格したら社内で人員を集めてチームを作らないといけません。
このチームはHACCPの食品扱う工程を細かく調べて、どのような汚染の危険があるのかを予期しその危険を回避するための対策を考えて計画書などを作成します。

そして食品などの安全管理が行われているのかを細かくチェックし記録する作業を行なっています。
これによって計画書通りに製造されなかった汚染の危険がある食品に気付くことができ、問題があれば再度調べる作業をしているので安全に管理の向上を行なっています。

まとめ

今回は、HACCPについてまとめてきました。
HACCPの方式を組織全体にうまく取り入れることで、自社商品に対する理解や衛生知識の向上することで、事業拡大が期待できるのでしょう。