haccpの読み方と日本の食品安全意識について

haccpの読み方、どう読んでいいのか迷うのではないでしょうか。単に、エイチ・エー・シー・シー・ピーと読んだ方が無難ですが、他にも読み方があるようです。その読み方や意味から、日本の食品安全意識について紹介していきましょう。

■haccpの読み方に正式名称があるのか

HACCPの正式名称とは、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という、言葉の単語を組み合わせたものですが、「ハサップ」や「ハセップ」と呼ばれています。

現在のところ、特に取り決めがされていないため、読む人の自由となっているので、どちらも正しいという曖昧な表現になっています。日本の公の発表による文書では、「ハサップ」というように記載されています。これによって「ハサップ」という表現が、多く使われているようです。

■少数派の呼び方も認識しておく

会話していると、同じ単語でも人によって呼び方に違いがあったり、年代によってイントネーションが違ったりする場合があります。しかし、完全な言い間違いでなければ、微妙な言葉選びとして、あえて指摘しない方がいい場合もあるので注意した方がよいでしょう。

政府が「ハサップ」と呼んでいるからといって、「これはハサップです。」と言い直してはならないのです。どちらでもよいのなら、どちらも正しいのですから強制することがあってはならないでしょう。

■haccpと日本の取り組みはどうなる

政府はHACCPの取り組みとして、1995年に総合衛生管理製造過程(通称マルソウ)によって、はじめて食品衛生法として認証制度を取り入れました。総合衛生管理製造過程では、HACCPの「前提条件プログラム(PP)」、「適正製造基準(GMP)」まで含んでいるため、煩雑なシステムの実践が難しい内容となっています。

1998年には、食品製造過程の管理の高度化を促進するため、臨時措置法(通称HACCP支援法)を制定して、HACCPの取り組みとして有効期限を2023年まで延長しました。HACCPに関する意識は、2017年の調査でも食品製造業、飲食店を対象に「衛生管理・害虫防除の重要性」を5年以内に強化すると発表しています。

■海外との食品安全意識の違いとは

2014年から異物混入事故が大きく報道されて以来、日本企業は海外の食品工場だけではなく、日本国内に対しても危惧を感じていました。これはhaccpの取り組みの必要性を、強化させることにもつながっています。

日本人の食品安全意識は、他のアジア諸国から比べると高く評価されているものの、アメリカやヨーロッパに比べるとかなりの差がみられます。これはHACCPだけではなく、ISO22000やFSSC22000などの食品安全マネジメントシステムの取り組みに対しても、世界で広がりをみせていることから理解できます。

「日本の食品」が安全という印象は、今後も増加する外国人観光客に対しても通用する必要が、早急に求められことなのです。

■まとめ

haccpの読み方と日本の食品安全意識について紹介しました。読み方は、特に決まりがないのですが、haccpの日本での取り組みには、大きな決まりごとが存在します。日本の食品安全意識を高めるには、世界的な基準の取り組みが必要になってくるのです。

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