いつから食べさせてOK?離乳食で中華麺の始め時とは!?

乳幼児の子育てに必要な事の1つに離乳食作りがありますが、少しでも手間暇をかけずに、それでいて栄養はしっかりしたいとお考えの方は多い事と思います。今回は子供に人気の中華麺を利用した、離乳食の初め時について見ていきましょう。

中華麺は何歳からスタートできる?

結論から申し上げますと麺は子供にとっては、離乳食完了期ごろ以降(1歳~1歳半の時期)からスタートする事が望ましいです。その理由は3つあります。

1つ目の理由は、中華麺には独特の弾力があるからです。弾力性があるため、上手く噛み切れず誤飲の心配があります。そのため、柔らかく煮てあげる事が大切になります。前歯で弾力のある中華麺を噛み切り、奥歯でかみ砕けるようになるのは乳歯が生えそろう2歳以降です。離乳食期の時期は、上あごと舌ですりつぶして食べています。柔らかく煮て食べやすくする工夫をしていきましょう。

2つ目の理由は、中華麺は油のコーティングが施されているためです。乾麺に関しては、油のコーティングの心配はいりません。しかし、市販の中華麺は製麺の段階で油に覆われている為、注意が必要です。消化機能の未発達な年齢のため、あまり早くから油を与えてしまうと消化不良を起こしてしまいます。一度、茹でてから使用すると良いでしょう。

3つ目に、味付けの濃い料理が多いためです。「焼きそば」や「ラーメン」は中華麺を使用していますが、両方とも味が濃く、小さい頃から食べなれてしまうと大人になってから高血圧症のリスクが上がります。それゆえ、中華麺は離乳食レシピではあまり使用されていません。最後に注意点として、中華麺に使用される小麦は食物アレルギー7品目の食品のため、食べさせる時には赤ちゃんの様子を観察しながら与えることが重要になります。

中華麺、取り分け方と選び方のポイント

ここで麺の取り分け方についてふれておきたいと思います。大人用に茹でたものの一部を子供用に取り分け、お水を入れて600Wの電子レンジで1分半ほど加熱します。これでしっかりと、柔らかくなります。是非、お試しください。

麺の選び方としては、原材料がシンプルで弾力が少ない乾麺が良いです。しかし表示方法に「1歳からでも食べられる」と表示のあるラーメンについては、かんすいを使用していなくて柔らかいので食べやすい物もあります。

どちらのタイプを選ぶにしても、冷蔵の麺については弾力性が強いものが多いので注意していきましょう。

中華麺の離乳食完了期おすすめレシピ

ここで中華麺を利用したおすすめのレシピをご紹介したいと思います。材料も大人2人前プラス離乳食用なので、是非家族で美味しく楽しんで食べてみてください。

〇肉そぼろ混ぜ麺
材料(大人2人前+離乳食)
●乾麺の中華麺 2束
●豚ひき肉 150g
●白ネギ 1/2本
●砂糖 大さじ1と1/2
●醤油 大さじ2
●酒 大さじ1/2

作り方
①白ネギを粗くみじん切りにします。
②①と豚ひき肉、調味料の醤油、酒、砂糖を小鍋に入れて火にかけ、煮汁がなくなるまで炒めて肉そぼろを完成させます。
③あらかじめ沸かしておいたお湯で中華麺を茹で、茹で上がった麺から耐熱容器に離乳食用を取り分け、水(分量外)を加えて600Wの電子レンジで1分半ほどさらし加熱し湯切りをします。
④②をお湯に1分ほど浸して湯切りし、麺にのせます。

まとめ

中華麺を食べさせるなら離乳食完了期(1歳~1歳半)以降に与えるのが正解です。その際には、油で覆われていない乾麺を選ぶと良いでしょう。また中華麺には小麦を使用しています。小麦はアレルギー食品であるため、赤ちゃんの様子を観察しながら与える事が重要です。

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