つけ麺向き中華麺解体新書

つけ麺向き中華麺解体新書

今となっては、珍しいメニューではないのですが、ラーメンより好きだ!という人も多く人気のあるつけ麺を今回は、解体していきます。

■つけ麺とは?

日本発祥の食べ物で、1995年に東京の店舗が始まりとされています。つけ麺は、簡単に言えば、ラーメンのスープと麺が分かれている状態です。それをそうめんの様につゆにつけて食べるジャパニーズ・スタイルです。

◎つけ麺誕生の舞台には、若い青年が関与しています。青年は修行の身で、残り物のスープに醤油を加えてコップに入れて、残り物の麺をつけて食べたのが、始まりとされています。17歳の青年が味わったつけ麺との出会いは、衝撃的な出会いだったと自負しています。

・時期的に七夕でイメージしてみるとラーメンのスープが織姫で、麺が彦星これを分断するのが、天の川ということになります。離れている織姫と彦星が出会うことにより化学反応が生まれ、つけ麺というハーモーニーを醸し出しコンチェルトを奏でます。

■店舗により異なる呼び方

◎一口につけ麺といっても店舗によって呼び方は様々です。

もりそばと呼ばれている、少し細めの中華麺つけ麺
つけそばと呼ばれている、少し太麺のちじれ中華麺つけ麺
ザルと呼ばれている、ストレートタイプの中華麺つけ麺

どの呼ばれ方でも、ほぼ中華麺を使うつけ麺と定義しても相違はありません。

◎熱い状態の「あつもり」と区別する形もあり、逆に冷たい状態の「ひやもり」と記載する店舗も存在します。

■麺の解体

◎「ひやもり」
・つけ麺の麺は、茹でた麺のヌメリ成分を冷水でさらし締めて、ある程度の水切りを行いざるに盛ります。

◎「あつもり」
・一旦締めた麺を温かい状態のままお客様に提供するスタイルです。

◎麺の量
・通常のラーメンの場合は、平均100グラムから150グラムですが、つけ麺の場合は、約二倍の200グラムから300グラムです。

■麺とスープの関係

・つけだれとなるスープは、麺を引き立てる重要なパーツです。
◎麺に絡ませることが重要
・スープには、細麺の中華麺が合う和風魚介スープや太麺でガッツリ油を乗せる豚骨スープや中麺が合うチキンベースやパスタ麺みたいなアルデンテ感が出せる硬さのある麺は、南仏ブイヤベースなどに合います。好みがあると思いますので、お好みの中華麺とスープでお召し上がりください。

◎スープ割り
一見すると学割みたいでサービス的な要素に見えますが、簡単に説明しますと、そばゆと言って間違いないです。麺を食べた後に残るスープをラーメン用のあつあつ鶏ガラスープや豚骨スープで割っていただきます。日本的なスタイルで、風情を感じます。

■株式会社カンノのつけ麺では、何を選ぶ?

つけ麺で一番重要なのは、やはり麺ではないでしょうか。麺に始まり麺で終わる。麺は一日にしてならず。カンノ製の、つけ麺・まぜそば系タイプAの極太これだけで決まりです。手もみである程度もまれているので、程よいちじれを実現し濃い味のスープに絶妙に絡み合い強いコシでモチモチ感もあり絶妙な粉っぽさが口の中で踊るように弾け爽やかな風味が広がる、まるで麺の舞踏会!