飲食店開業までの準備期間を経営者目線で

飲食店を開業する為の準備は何が必要なのかと迷う方が多いようです。料理人などであれば、自分の学んだ調理技術に裏付けされて、開業する店舗のコンセプトが決まっているから開業に向けての段取りは有利だと思いますが、経営者として考えた場合ではどうでしょうか。これから紹介していきましょう。

前提となる事業計画書

お店を開業するという事は、お店のコンセプトを決める事から始めます。顧客となるターゲットに向けて事業計画を立てなければなりません。土地があまっているからとか、自分は料理人だからといって、開業してもうまくいくとは考えにくいです。安易な考えは無謀な結果が予測できます。

1.コンセプトによる狙いとターゲット
例えば、駅前の繁華街でコンセプトを決めずに開業したとしても、ターゲットに対する狙いが絞り切れず、無駄な出費を重ねてしまい、閉店する事にもなりかねないのです。激戦区である駅前の店舗は、土地代も高くて競争相手も多いので、ねらい目や過当競争に巻き込まれかねないのです。コンセプトが決まっていない為に自滅する恐れがあり、開業するという事は、生き残りをかけた戦いだと認識する事なのです。

2.開業資金および融資の検討
個人事業の場合ですと、自己資金だけでは、困った場合の運転資金など、お店が順調にいかなかった場合の対策も講じなければならないのです。開業する「店舗の確保」の資金や、毎日使用する「材料費」の仕入れ、最も大きいのが「人件費用」です。

少なくとも3カ月から半年の運転資金が必要となります。不況や環境の変化などで、お店の経営に影響する為、店舗収入が不調な場合に継続できる持久力は、お店の運転資金に関わってくるのです。

3.必要となる資格や許可の有無
飲食店には、食品衛生責任者資格を持った人が必要です。講習を受ければ1万円の講習代金によって1日で取得が可能です。栄養士や調理師の免許を持っている人の場合は、講習が免除されて衛生責任者となる事が出来ます。他にも、保健所の検査にパスする為の準備や、「防火管理者」は、収容人数が30人以上の場合に必要です。講習は、店舗を管轄する消防署で、1~2日で修了できます。お酒を扱う場合には「深夜酒類提供飲食店営業届」なども検討します。税務署への開業届や青色申告の申請なども必要です。

4.店舗選びと店舗の改装
事業計画が整ったら、店舗選びです。駅前なのか住宅街で選ぶのかは、コンセプトやターゲットにより異なりますので、必ずしも、繁華街や駅前がベストとは限らないのです。店舗が決まったら、飲食店用の改装は必要になってきます。空調や調理場と客室の構成など、非常口の確保など細かく用意するべきです。調理器具や各種設備の用意が必要です。

5.開業準備と広告
メニューの準備や人材の確保と、オープニングに向けてのトレーニングが必要です。念入りに準備しても、開業してからは、思いもよらぬトラブルがあるものです。出来れば1日位の関係者によるプレオープンで実践並みの営業を行って、改良点や不備などを指摘する事が出来ます。

オープンに対する告知は、チラシを駅前や、店舗前の人の流れを知る事で告知の方法を考えます。最近は、ネットによる広告や、ホームページやSNSを利用した販売促進活動を行います。

事前に準備する期間の目安は

事業計画書によって、開業準備を行うべきですが、一番予測できないのが店舗選びなのです。ターゲットに合わせた店舗選びが決まったら、開業までは、改装により期間が異なりますが、およそ半年で目途を立てます。

事業計画で出来る事がしっかり準備できていれば、早くて3カ月くらいで開業できる運びとなります。事業計画は、料理責任者と話し合いながら1年位は準備が必要です。

まとめ

コンセプトによる店舗選びが決まれば開業まではあっという間です。今回は、飲食店を開業する為の準備期間を経営者目線で紹介しました。料理人が経営者となった方が早く準備が済みそうなのですが、開業準備だけでなく、経営を継続する為の事前準備と対策も必要とされるのです。

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