飲食店開業における帳簿の重要性について

最近ではカードによる決済で、会計の混雑などの利便性を図る為に、推奨活動があるものの、飲食店開業においてお客さんとのやり取りは、依然として現金取引が多いです。その関係で飲食店開業における帳簿の扱いが重要になっています。

税務署は現金商売に注意している

現金の取引が多い飲食店の場合では、その取引が正確に行われているか確認する為に、帳簿の提出を義務付けています。現金だけの場合ですと、それがお店の売上なのか、個人のお金なのかわかりづらくなり、個人が少しばかり使ったとしても判断できにくいのです。

そのように少しでも不正にならないような対策として、税務署による抜き打ち検査で、帳簿と売上伝票の提出を強制的に行う場合もあるのです。

意図的に行っていなくても、現金決済が不明瞭な部分が多いので、店舗の最後のレジ閉めなどは、1円でも増減が無いように気を使う必要があります。調査の対象には、お店だけでなく自宅や取引先や銀行に至るまで不正の有無を調べられるので、帳簿の記載がいかに重要かが理解できます。

現金出納帳の書き方について

記入の方法としては、左から順番に「日付」「科目」「内容または摘要欄」「収入金額」「支払い金額」「差し引き金額」などを毎日記帳していきます。その為、それを証明する売上伝票やレジのレシートが必要となります。

基本となる収入額は、科目を「売上」とします。支払いに相当するのは材料費などの支払いで、「仕入れ」と記帳します。社員やバイトの人件費は「給与」として、電気代や水道代は「水道光熱費」として扱い、その他にも「保険料」や「通信費」「消耗品費用」「租税公課」などが、記帳科目の中心になります。

記帳の方法は、1つの取引に対して1行で記載する事です。内容については細かく記載し、誰が見てもわかりやすくする事です。簡単でわかりやすく、後から見直してもわかるように内容についても細かくわかりやすくする事を心がけます。

財政状態と経営成績の為の帳簿

複式簿記や経営状態を把握する為に必要な帳簿には、以下のものがあります。銀行から融資を受ける場合に必要な帳簿です。

【1.貸借対照表】
別名をバランスシートといいまして、副業で不動産投資をしている人や会社経営の経理に必要となる帳簿です。会社あるいは店舗が持っている現金や借入金が、どの程度なのかを判断する為の材料となります。

【2.損益計算書】
店舗の収益を、1年間での利益や損益を明らかにする為の帳簿です。

【3.その他】
固定資産台帳などや売掛帳および買掛帳なども必要とする場合もあります。

※帳簿や領収書の保存期間は白色申告では5年間で、青色申告の場合は7年間の保存が義務付けられています。

青色申告の変更点

令和2年は税制の一部変更がありました。青色申告も従来の10万円と65万円が基礎控除も含めて改正となるので、利用する場合注意が必要となり、10万円と55万円と65万円の3つの控除を使用する事になっています。

帳簿の対象も、10万円控除は「簡易簿記」となり、それ以外の控除には「複式簿記」が必要となるので、経理に詳しくない場合には専用の会計ソフトを導入する事で、対応が可能となっています。

飲食店専用の会計ソフトの活用

複式簿記などが必要な場合には、簿記の知らない人でも扱える便利な会計ソフトがありますので、紙の帳簿で保存するよりも楽で便利になります。領収書もスキャンしておけば、探す場合にも管理がしやすいです。

※場合によっては、税理士や会計士の指導を受ける事も必要なので覚えておきましょう。

まとめ

飲食店に必要な帳簿について紹介しました。小さな店舗などで経理を雇う余裕はないという場合には、経営者が記帳や管理を行う必要があり、苦手とする場合には、会計ソフトを便利に活用する事を検討しましょう。

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