イタ飯時代から、時をかける「生パスタ」のメニュー

乾燥パスタでは味わえない風味やコシを持つ「生パスタ」ですが、日本でブームとなるのは80年代後半から90年代前半のバブル期でした。イタリアン料理が「イタ飯」と呼ばれる時代です。それ以降イタリアンレストランが目立つようになるのですが、生パスタを使うメニューの人気は時代を経ても変わりません。

イタ飯ブームの生パスタメニューとは

「スパゲティ」から「パスタ」へと表現が変わったのがこの頃で、喫茶店の和製パスタとしてのミートソース、ナポリタンからカルボナーラ、ペペロンチーノなどにも注目が集まるようになりました。

今でも人気のカルボナーラですが、トマトソースやミートソースが主流だった日本で、それまでにない食感や風味は多くの人を魅了しました。また、レトルトや缶詰などの加工食品の普及もカルボナーラの拡大に貢献し、現在ではクリームソース系を代表する味覚となっています。

現在の生パスタメニュー

パスタもラーメンと同じように、麺は幅広い種類がありますが、ソースの種類も豊富で本場イタリアの基本ソース以上のラインアップとなります。これまでは、

〇オイル系:ペペロンチーノ、ジェノベーゼ
〇クリーム系:カルボナーラ
〇ミートソース系:ボローニャ、ラグー
〇トマトソース系:ナポリタン、ポモドーロ
〇魚介類系:ボンゴレ・ビアンコ

が、主流となっていましたが、日本ではオリジナルの和風味の生パスタが人気です。主な材料は、

〇味噌
〇醤油
〇柑橘系
〇梅などの漬物系
〇豆乳
〇野菜
味だけでなく、食感も乾麺のパスタで感じる、噛むと口の中でブツ切れとなったバラバラとした食感から、モチモチとした食感が好まれるようになりました。

日本人は食を楽しむことを知っている

日本人の特性で「失敗を恐れる」という風潮があるのですが、食べ物に関しては新しいものにはチャレンジするという傾向があります。実は今流行りのタピオカも最初のブームは1980年から1990年にかけてでした。

イタリアでは日本のように流行する食べ物はなく、基本に忠実に料理をしていきます。それとは違い、日本人は外国からのレシピを取り入れ、お客様に提供していきます。それが、お客様のニーズと相まって、食の流行へとつながっていくのです。

まとめ

生パスタのメニューは30年の時を経て、よりお客様のニーズに応えられるよう進化していますが、令和の時代も、あの頃の味を再現させているお店もあるようです。多様なメニューを提供していくことで、イタ飯のこれからを支えていきたいものです。

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公式サイト
http://www.kannoseimen.com/