メニューのバリエーションを増やすオイル系パスタ

パスタ料理でオイル系はわざわざ別でソースを作る必要がないので、コツをつかめば簡単にできてしまうこともあり人気のあるレシピです。ただ、失敗しやすいというデメリットもあるので、こちらでしっかりおさらいをしておきましょう。

具材からうまみを引き出す

食材は、肉や魚介類は基本的に小さめに切ります。例えばソーセージなら8㎜、ベーコンなら1㎝くらい、エビなら3~4等分程度にするとうまみが出やすくなります。

火を付けてフライパンを少し温めたらオリーブオイルを入れ、具材を入れます。あまり動かさないようにし、基本的には具材から出てきた水分で炒めることがポイントです。具材からの水分はうまみを多く含んでいます。そのうまみを180℃ぐらいで熱すると香ばしい香りもついてきます。

パスタを美味しくさせる乳化とは

オイル系パスタを作るときにレシピの工程によく出てくるのが「乳化」という言葉です。乳化とは、うまみを付けたオイルにパスタのゆで汁を加えてソースを作ることを言います。ゆで汁を加えることで、オイルがトロッとしたソース状になるのがポイントです。

では、なぜゆで汁を入れるのでしょうか?それは、水と油は基本的に混ざり合わないことから、オイルにお湯を加えても分離してしまいます。しかし、パスタのゆで汁には、パスタを茹でるときに溶け出したデンプンがあることから、それが油と水をつなげる役割となっているのです。

オイル系パスタレシピのポイント

オイル系パスタレシピに必要な乳化ですが、いくつかのポイントで簡単で美味しいパスタ料理に仕上げることができます。

〇お湯を少なめにする
ゆで汁のデンプン濃度が高いと、水と油が分離せず乳化しやすくなります。簡単な方法としては、パスタを茹でるお湯を少なめにする方法があります。

〇ゆで汁を加える
パスタソースを上手に乳化させるためにはオイルとゆで汁の分量のバランスも重要となります。オイルとゆで汁のバランスが良ければ、トロっとした美味しいパスタソースを作ることができます。

〇フランパンをあおりすぎない
フライパンをあおりすぎることで、表面が崩れ、食感の悪いパスタになってしまうため、気を付けたいものです。また、パスタを炒めすぎると表面がボソボソとして食感が悪くなってしまうので、「ソースを絡めること」を意識してパスタは混ぜ合わせます。

〇冷めても美味しく
もしも、パスタを食べるまでに時間がかかるのがわかっている場合は、パスタソースにバターやチーズを入れておくことがおすすめです。バターやチーズに含まれているタンパク質が乳化剤としての役割をしてくれます。

まとめ

オイル系パスタは、本来、水とは混ざることのないパスタソースが乳化という工程により絶妙に混ざることにより、その食感・味わいをかもし出します。水と油の性質をよく理解することで、オリジナリティのあるメニューを考案することもできるでしょう。

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