ドライトマトを使った生パスタ

生パスタで具材の一つとして活用されるのが、ドライトマトです。トマトはあらゆる場面において重要な役割を果たしており、生で食べるもよし、あるいはジュースやケチャップにして加工するなど用途は様々となっています。今回はドライトマトと生パスタの関係について説明しましょう。

トマトの歴史

そもそもトマトは南米のアンデス高原が起源ですが、大きさ的にはミニトマトと遜色ないサイズでした。その後、中米地区のメキシコへと伝わり栽培できるよう改良されながら作物として使えるように成長しました。

やがてスペインの軍隊がメキシコを攻め、征服した後はトマトをヨーロッパ大陸へと持ち帰りましたが食べ物としてではなく、花のように観賞用としての伝播でした。しかし、食用として実用化されたのは18世紀になってからの話でした。

日本へは1661年以降に伝播され、最初は観賞目的としての納入でした。食用として開発されたのは、明治時代初期に欧米から改めて取り寄せました。野菜として使えないかと何度か試作品を作り上げるものの、においや色が受け付けなかったのか普及するのは第二次世界大戦後です。

日本人の「食」が和から洋へのシフトチェンジにより急激に普及し、サラダの具材メインで食卓に登場するようになってから現在に至っています。

栄養について

トマトには栄養価が含まれています。主にビタミンCが占めており、1日に必要な量の半数を摂取できるのが特徴です。その目的は免疫力強化で風邪をひきにくい体作りとして役立っています。
それ以外にもコラーゲンも含まれ、毛細血管や骨の強化にもつながりますが熱に弱い欠点を持っているものの、パスタの場合はその欠点とは何ら問題なく摂取できるのがトマトの栄養価の秘密です。

リコピンもまた、忘れてはならない存在となっています。活性酸素の発生抑止の働きを見せるため、がんの予防や生活習慣病を防いだりするのではと期待されています。本領発揮は炒め物がメインです。

その他クエン酸やコハク酸、リンゴ酸などが多数含まれており、血圧抑制の効果を持つカリウムやがん予防のベータカロチンまでも含まれています。これらの特性を生かしながら加工食品としても活躍し、水煮やケチャップ、ドライなどが代表的な例です。

ドライトマト

トマトは生で食べても、加工してもおいしいのですが保存食としての一面を有しているのがドライトマトです。スーパーなどでも購入できるのですが、半分にカットしてから天日干しをして1週間程度で完成できるのが一般的です。

先に説明した多種多様な栄養分を天日干しなどにより凝縮し、直接食べることやパスタなどの料理にプラスしながら味わうなど応用範囲が広く、万能選手としても適任です。災害などが起きた場合、前もって作っておいたドライトマトを戻し、普通のトマトとして活用できます。

料理の具材として使えるだけでなく非常食としても使えるのが魅力的なため、オールラウンダーの称号を与えてもいい保存食です。

ドライトマトを活用したパスタ料理

では、ドライトマトを使ったパスタ料理について紹介しておきましょう。

〇ツナ缶をプラスしたパスタ
ツナ缶はすでに味付けされているため、ドライトマトと一緒に加えて作れる簡単な調理で済むパスタです。

〇アンチョビパスタ
ドライトマトにキャベツとアンチョビを足すだけで、にんにく風味などが更においしさを引き立てます。

〇たこのピリ辛パスタ
たこのほか、赤唐辛子とにんにくと一緒に事前にオリーブオイルで漬け込むと辛さをさらに引き立ててくれます。

〇トマトとバジルのパスタ
トマトジュースにトマト、そしてドライトマトを使いつつバジルと粉チーズといったアクセントをプラスしたパスタです。

まとめ

ドライトマトは保存食として活用できるだけでなく、パスタをおいしく演出するために欠かせない存在です。野菜や魚介類とプラスしながら味を楽しめますし、パスタの世界観が広くなる存在となっています。

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