麺料理に使われる麺には独特の風味があります。中華麺などには「かん水からくる風味」、日本そばには「そば粉の風味」が、それぞれ色濃く反映されます。生パスタは特に小麦の風味を感じさせる食材ではないでしょうか。今回は生パスタの匂いについて見てまいりましょう。
匂いと風味の違い
食品の匂いは大事な部分です。匂いには良い匂いと悪い匂いがあります。良い匂いは香りと表現される場合が多く、匂いとは非常に曖昧な表現ではありますが大事な事でもあります。反対に悪い匂いとは、腐敗臭などと呼ばれるものがそれにあたります。
今回は生パスタの匂いについて注目してまいりましょう。生パスタは乾燥パスタと違い、デュラム小麦粉100%使用でない物もございます。また乾燥させる過程もない為、熱による変性もなく使用されている小麦粉の香りが際立ちます。
使用される小麦粉の種類などでも匂いは変わってきます。小麦粉にも強力粉・薄力粉・デュラム小麦粉などがあり、全て風味が違います。生パスタはそれらを使用する小麦粉や卵などの使用によりそれぞれの風味が生まれ、作られた種類だけ匂いも存在します。
この匂いや味の違いを、風味と呼ぶことが多いようです。特に生パスタは製造過程の影響で、乾麺に比べ多くの水分が含まれているため、食べるときの食感はモチモチとしており風味も小麦粉本来のものが強く感じられます。
匂いの重要性
食品にとって匂いはあらゆる意味において重要です。特に生ものの匂いには、敏感になるべきだと思います。生パスタも分類すると大きな意味で生物です。したがってその取り扱いは生物として慎重にならなければなりません。
生パスタは基本作った日に消費されるべき食品と言えます、また生パスタは生き物であるとも言われております、制作してから数日間は熟成と呼ばれる工程が存在するからです。しかし市販の生パスタの場合は販売されるときにはこの工程は終わっているはずです。
でありますので、市販品の生パスタは購入した日から冷蔵保存であるなら、2~3日、冷凍庫での保存なら開封していない状態なら約3ヶ月、手作りなどの場合は冷凍保存していても5日以内に食べきることが望ましいようです。
この期間を過ぎてしまったものは、風味も落ち、場合によっては酸味などが出てくる場合もあります。いわゆる悪臭と呼ばれるものもでる場合もあります。食物である以上、賞味期限などや消費期限が存在します。
製麺所などで作られる生パスタにも、これらの消費期限や賞味期限があります。食の安全という意味においてもこれらは厳しく管理されなければならないものです。厳しい所ではその日のうちに消費期限が来てしまうほど厳重に管理されている所もあるようです。
製麺所で作られた生パスタは、注文した店舗に配送されるまでの間でも、温度管理された車両などを使うほど衛生面での管理は充分行われております。
まとめ
食品において、特に生ものに関して匂いは色々な意味で気にすべき点です。自分にとって嫌な匂いと感じる物には注意を払いましょう。しかし手作りなどでない場合、その殆どは徹底した温度管理や期日管理が施されているものですのでご安心ください。
菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
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