生パスタの特性とくっつかないための方法

生パスタはもちもちでその店独自の味が出るという特性があります。一方で、生パスタには、くっつきやすく伸びやすいという特性があります。

今回は、生パスタの特性とくっつかないための方法をご紹介します。

 

目次

1.生パスタをくっつかないようにするには下準備が大切

2.生パスタをくっつかないようにするための茹で方のコツ

3.まとめ

 

1.生パスタをくっつかないようにするには茹でる前の下準備が大切

美味しいパスタを作るには、下準備が重要です。

始めに、鍋のサイズはできるだけ大きいものを用意しましょう。なぜなら、茹でている際に、パスタ同士が重ならないようにするためです。目安としては、一人前のパスタを作るのに1リットル以上のお湯を使用しますので、一度に作る人数分の量が入るものにしてください。

また、この時に注意したいのが、一度にたくさん麺を入れてしまうとお湯が再度、沸騰するまでに時間がかかり旨味を損なう原因になります。家庭用の鍋のサイズであれば、2人前までにすることを覚えておきましょう。

次に、茹でる前には、個包装された生パスタは、必ず麺をほぐしてから茹でましょう。水分量が多く柔らかいため、ほぐさずにそのまま投入すると必然的にくっついてしまいます。

もし、麺がくっついてしまった場合にも1本ずつ、はがすようにしていきましょう。生パスタが冷凍だった場合は、解凍せず現状のまま沸騰したお湯に入れて問題ありません。解凍すると水気が現れパスタの表面が溶けたようになり、麺同士がくっつき食感は散々になってしまいます。

また、これは多くのプロ料理人が行っている技ですが、生パスタを茹でるお湯が湧いたら塩をひとつまみ入れるほか、オリーブオイルを加えましょう。量の目安は小さじ1ほどです。これは、麺にオリーブオイルが絡み、麺同士がくっつきにくくなります。

 

2.生パスタをくっつかないようにするための茹で方のコツ

茹で初めは、鍋底や麺同士がくっつくのを防ぐ為に菜箸でかき混ぜます。この時に、しつこく強く混ぜすぎると麺は切れてしまいますし、でんぷん質が出やすく口当たりの悪い食感になりますので注意が必要です。優しくゆっくり混ぜることが秘訣になります。

また、茹で時間は、パッケージに記載された時間を基本としてください。また、時間はしっかりと把握し、前後で味見を行いながらベストな茹で方を模索しましょう。もともと弾力が強いのが生パスタですから、茹で時間を短くすると生煮えのように硬い食感になるので注意しましょう。

 

3.まとめ

生パスタをくっつかないようにするためには、下準備の段階からの注意するべきポイントがあることが理解できたのではないでしょうか。

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