日本で流行りつつある製麺所生まれの生パスタ

小麦粉に水や油、卵を加えて練った生地を薄くのばし、成形したものが「パスタ」と呼ばれますが、日本では市販されているほとんどのパスタが「乾パスタ(または乾燥パスタ)」です。最近、日本でも生パスタを使うお店が増えています。

■生パスタと乾パスタの違い

最近、流行りの生パスタは、もっちりとした食感が最大の特徴です。材料は主に、小麦・薄力粉・卵でつくり、茹で時間は1分半から4分と短目です。

一方、日本でおなじみの乾パスタは、黄色っぽい色とプリっとした歯応えが特色です。伸びにくいという長所もあります。100%デュラムセモリナ粉を原料として使っています。茹で時間は長めで、7分~9分となっています。

また、生パスタと乾パスタを比べた場合、乾パスタよりも生パスタは若干カロリーが低いのですが、ほとんど差はありません。その他、生パスタの方が乾パスタよりもソースと絡みやすいという長所がある一方、伸びやすく冷めると麺がくっつき易い。賞味期限が短いなどの注意点があります。

乾パスタは常温で長期保存する事が出来ますが、時間が経過すると当然、品質は低下するため注意が必要です。

【 ※要注意※】賞味期限の違い。
生パスタの賞味期限は冷蔵室だと10日程、冷凍室で3ヵ月程です。乾パスタの場合は、日本だと常温で 2~3年程度です。

両者には保存できる期間に圧倒的な差があります。もともと生パスタが先に存在しており、その賞味期限を長くする目的で乾パスタが発明されたので当然といえば当然ですね。

■生パスタはもともと自家製麺が主流

パスタの本場であるイタリアでは、そもそも生パスタは自家製であることも珍しくありません。このため日本のイタリアンレストランでも、オリジナルの自家製生パスタを提供していることは珍しくありません。

しかし、自家製で生パスタの麺を一から作るのは大変だし面倒だとおもいますよね。そういった理由から、製麺所のパスタを選ばれるレストランは意外と多いのです。

■イタリアンレストランで製麺所の生パスタが選ばれるワケ

製麺所の生パスタは、お客様の期待通りに麺をつくることができます。例えば、

「もっと生パスタの特徴であるプリプリ感がほしい」
「塩分濃度を上げたい、または下げたい」
「独特なモチモチ感を強調したい、乾麵とは全然違う麺をつくってほしい」
「多くの種類の小麦粉や調味料を使って風味を出したい」

などなど、かなり細かいオーダーに応えることができるのです。

生パスタの製造は、最初に当社の麺を試食してもらい、そこから試しにつくってみたり、改良してみたりを繰り返して希望している生パスタに近づけていきます。製麺所の生パスタだからこそ、その豊富な製造ノウハウをもって短時間に理想とする生パスタを生み出すことができるというわけです。

■まとめ

製麺所でつくられる生パスタは、希望に応えられるようにお客様に納得してもらえるよう真心を込めてつくっています。もう少し、情報を得たい人は「株式会社カンノまでお問い合わせくださるようお願いいたします。