様々な種類のお惣菜が充実している冷凍食品。どこの家庭の冷凍室にもストックがあるのではないでしょうか?しかしながら、正しい保存方法を知らないと気付かない間に食品が傷んでしまうかもしれません。今回は、惣菜の冷凍食品の正しい保存方法をお伝えします。
冷凍食品にも賞味期限はある
市販の冷凍食品を未開封で家庭の冷凍室に入れておけば、いつまでも保存できる、そういう風に思っている人も少なからずいるのではないでしょうか?業務用の極低温での冷凍が可能な冷凍庫ならいざ知らず、家庭用の冷凍室では温度は-18℃前後です。これは日本工業規格(JIS)で定められた温度なのですが、食品会社などの使う業務用の冷凍庫と比べるとかなり高い温度です。
また、家庭用冷蔵冷凍庫の冷凍室は食材や氷を取り出す度にドアを開閉する為、中の気温は常に-18℃以下ではありません。その為、いつまでも保存できるというのはまちがいで、表示された賞味期限を守る必要があるのです。
上手な冷凍食品の保存方法
冷凍食品を開封し、半分だけ調理して残りを冷凍室で保存するとします。その場合、開封したパッケージそのままを冷凍室に入れると、冷凍食品に霜が付いてしまいます。霜が付いたから調理ができない、食べられないという事ではありませんが、風味は劣ってしまいます。では、どのようにして開封後の冷凍食品を保存するのが良いのでしょうか?
〇シュウマイなどのおかずの場合
開封したパッケージを輪ゴムなどできつく閉じてから、冷凍用保存袋に入れましょう。2重に包まれる事になる為、劣化防止、臭い移り防止に有効です。
〇カップ入りの惣菜の場合
開封したら外袋を捨てて、中の透明な容器に入れたまま冷凍用保存袋に入れて下さい。そうする事で残りの量が一目で判るようになります。
「開封後の賞味期限は?」
冷凍食品のパッケージに記載されている賞味期限は、あくまでも未開封の状態の物です。開封したら、冷凍室内で保存していても長くても1ヶ月以内には消費しましょう。
その他の注意点
賞味期限内であっても、注意すべき状態の冷凍食品があります。ここではその見分け方のポイントを解説します。
一度も解凍していないか?
冷凍食品は、一旦解凍したら消費してしまわねばなりません。組織が壊れているので、再冷凍して保存する事はできません。解凍する際は、その日に食べる分だけ解凍する様にしましょう。
霜が付いていないか?
霜が付いている冷凍食品は、溶けたり凍ったりと言うのを繰り返している可能性があります。霜が大量に付いている物に関しては注意した方が良いでしょう。
冷凍焼けが無いか?
冷凍食品の水分が無くなり乾燥している状態の事を冷凍焼けと呼びます。この状態になると風味が落ち、美味しさが損なわれます。安全性に問題が無くても、食べるのに適さない状態と言えるかもしれません。
パッケージが膨張してたら要注意!
未開封のパッケージが膨らむ原因として、パッケージ内部で冷凍食品が腐敗している事
が考えられます。その為、明らかに膨張している冷凍食品は食べない方が安全かもしれません。
まとめ
今回は、惣菜の冷凍食品の正しい保存方法についてご紹介しました。正しい知識を深めて、安心安全の冷凍食品を活用して下さい。
菅野製麺所の皮類製造現場は、全国製麺協同組合連合会のHACCP高度化計画の認定を受けていますので、安心して召し上がっていただけます。餃子やシュウマイ、肉まん、あんまんなどの点心を家庭の食卓で楽しめます。こだわりぬいた食材と製法で作られたひと味違う点心をぜひご賞味ください。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。