生パスタとは乾麺では得られないモチッとした食感です。
水と通常の小麦よりもタンパク質であるグルテンを多く含んだ粘りのあるデュラム小麦で作られます。
割合を変化させることでその食感を変えていくことができるといった特徴がありますが、パスタを茹でる時、沸騰したお湯に対して塩以外に投入したほうが良いものをご存知でしょうか。
パスタを茹でる時に塩を投入する理由とは?
そもそもパスタを茹でる時にはなぜ塩を入れるのでしょう。
例えばうどんを茹でる時には塩は加えません。
その理由として、うどんは製造段階で食塩を使います。
しかし塩を使わないパスタの場合、下味に塩茹でが必要になると言えます。
また、塩のナトリウムはグルテンと結合することでパスタの表面を固め、水分を吸収して軟らかくなった麺を包み込むことにより、モチモチとした食感を実現するからです。
ソースに塩を加えるのではダメ?
お湯のみで茹でたパスタと塩茹でしたパスタでは、味わいがまるで異なります。茹で上げる段階である程度の塩味をパスタに付けておけば、後でソースと混ざった時にベストの味が完成されると言えるでしょう。
仮にお湯のみで茹で、本来お湯に投入するはずだった塩をソースに加えた場合、バランスが取れていないパスタ料理が出来上がってしまうはずです。
パスタ料理によって塩加減は調整が必要
例えばボンゴレなどは貝類から塩分が出ることがあるので、茹でる時にお湯に投入する塩を控えめにするなど調整も必要ですが、通常であれば塩味がしっかりと付いたパスタであれば、後はバターやオリーブオイルをかけるだけでもおいしく食べることができます。
生パスタを茹でる時にはオリーブオイルも投入を
また、生パスタを茹でる時には一緒にオリーブオイルも入れると良いでしょう。
生パスタの場合、茹でている段階で浮いてきて麺と麺がくっつきやすくなってしまいます。乾麺の場合は塩のみですが、例えばラザニアなどを作る場合などは麺がくっつきやすいので入れると良いでしょう。
オリーブオイルで深い味わいのパスタに!
生パスタを茹でる時には、お湯に塩だけでなく、麺同士がくっついてしまうことを防ぐためにオリーブオイルを小さじ1杯程度加えましょう。
そうするとくっつき予防になりますし、ほのかなオリーブオイルの風味が生パスタに付くので豊かで深い味わいになります。
生パスタの場合も、塩は乾麺と同様に1%を目安に入れ、鍋が小さい時には塩分濃度が濃くなり過ぎないように、少し少なめに投入するようにしましょう。