弁当や手軽に食べる冷凍食品の検査基準

【はじめに】

近頃は徐々に種類が増えた冷凍食品。
家庭料理や弁当にと、よく食べられているため安全性を求められてきています。
今回はその安全性も一緒に紹介しつつ、冷凍食品の保存方法や仕組み検査基準について紹介していきます。

【冷凍食品】

腐敗や食中毒の原因になる細菌は、低温状態では活動できないため、冷凍食品は生産から販売まで常時-18℃以下で管理されているため衛生的で長期の保存が可能です。
魚介,食肉,野菜,果物,天然果汁などの生鮮物が多いですが,最近は加工食品,調理食品でも実用化されています。

また生鮮魚介では特に普及しつつありますが,冷凍すると食品の細胞中に氷結晶が生成して細胞組織やタンパク質を変性させて品質低下を招くことがあります。青果物などでも解凍後も生鮮物と同様な食味を得ることは困難です。緩慢に冷却すると大型の氷結晶が出来てしまうので、一般に急速冷凍が行われます。

【冷凍食品検査基準】

原料用鮮魚介類は、鮮度が良好なものが使われています。
加工に使用する水は、殺菌した海水または食品製造用水を使用した人工海水を使用しています。

原料用鮮魚介類が凍結されたものである場合、その解凍は、衛生的な場所で行うか、殺菌した海水または食品製造用水を使用した人工海水を用い、かつ、十分に換水しながら行わなければいけません。

原料用鮮魚介類は、殺菌した海水または食品製造用水を使用した人工海水で十分に洗浄し、製品を汚染するおそれのあるものを除去しています。
また、処理を行った場所以外の衛生的な場所で行われています。また、その加工に当たっては、化学的合成品たる添加物(亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウム及び次亜塩素酸水並びに水素イオン濃度調整剤として用いられる塩酸及び二酸化炭素を除く。)を使用してはいけません。

加工に使用する器具は、洗浄及び殺菌が容易なものでなければいけません。また、その使用に当たっては、洗浄した上殺菌しなければいけません。
加工した生食用鮮魚介類は、加工後速やかに凍結させなければいけません。

【終わりに】

冷凍食品を作る際には様々な人工海水を使用し菌などを洗い流しています。
また加工器具も綺麗にされており、安心して皆さんの食卓やお弁当などに届けられています。

そして、食材の栄養面を保つため生産から販売までを家庭用冷凍室と同じ-18℃以下で管理されているため長期保存が可能なので家族みんなで食べても栄養が偏ることは少ないと思います。
このような仕組みが分かると安心して食べられますね。