お客様への愛情が売り上げを伸ばす。冷やし中華の中華麺

中華麺のなかでも、夏と言えば「冷やし中華」が売り上げの多くを担っています。高温多湿化している日本列島。冷やし中華の出番はますます増えそうです。ここでは冷やし中華について語っていきます。

冷やし中華はいつ頃できたのか?

冷やし中華のはじまりには諸説あり定かではありませんが、有力な情報の一つとして、仙台の「龍亭」が挙げられています。創業者の記録には、「昭和十二年、全国の業界に先駆けて、涼拌麺を開発」とあるそうです。

「涼拌麺」とは、いまでいう冷やし中華のことです。「油っこくて熱い」というイメージの中華麺は敬遠されがちで、夏場の売り上げはひどく落ち込んでいたそうです。そうした背景から、暑い夏でも美味しく食べられる中華麺を! ということで開発されたのが冷やし中華でした。

夏バテ防止に栄養のバランスを考え野菜を多用し、食欲増進を考えて酸味を加えました。このように試行錯誤が繰り返され冷やし中華は完成されたのです。

夏バテ気味なお客様へ

冷やし中華はその成り立ちから「夏バテ防止」にも配慮されていたという点、とても大事に思います。ここでは、そうした夏バテ対策に向いている冷やし中華の具材に注目していきたいと思います。

ビタミンB1,B2

豚肉や玉子には、麺類に含まれる炭水化物をエネルギーにかえるビタミンB1、B2を多く含んでいます。とくに豚肉は、ビタミンB1が豊富なので、夏バテ予防に最適な食品です。また、これらの食材であるタンパク質には、身体の持久力をアップさせたり、筋肉疲労を解消させたりする働きがあります。叉焼や錦糸卵にひと工夫したら、特徴のある冷やし中華が出来るでしょう。

クエン酸

クエン酸も炭水化物をエネルギーに代えます。オレンジやレモンなどの柑橘類、梅干し、酢などをうまく冷やし中華に盛り込んで涼しさを演出しつつ、夏バテ対策に取り入れてみてはいかがでしょうか?

ビタミン・ミネラル

食欲増進には、さっぱりとしたみょうが、しょうが、しそ、薬味ねぎなどもいいでしょう。また栄養価の高いオクラや長芋なども取り入れたいところ。夏は体内の水分バランスが崩れやすくなります。そのことによって、カリウムなどのミネラルバランスも崩れやすくなります。夏が旬のトマトやキュウリには身体を冷ます働きがあるので、取り入れるといいでしょう。

決め手は中華麺

こだわりの具材、スープが決まったところで、最終段階で必要になるのが、それぞれの具材にあった中華麺です。するするとのど越しのいい中華麺選びには手を抜きたくないところ。菅野製麺所では、オリジナル麺を含めて様々な中華麺をご提供できます。ぜひご相談くださいませ。

まとめ

冷やし中華は夏の涼をとるだけにとどまらず、夏バテ防止というお客様への気遣いから発展していったものであることが分かりました。愛情をかけた一杯にするためにも、それを支える中華麺選びには気をつけたいところです。

菅野製麺所ではスープに合わせてオリジナルの麺を提供することも可能です。少量注文にも対応しておりますので、まずはサンプルからお試しください。開業を考えている、または新しいメニューを考えているというオーナー様と共に、麺を追求していきます。
株式会社菅野製麺所とカンノの麺をよろしくお願い致します。

公式サイト
http://www.kannoseimen.com/