飲食店開業における開業計画書について

お店を新たに立ち上げるのは、会社を立ち上げるのと同じで一つの事業の運営が生まれます。いきなりお店を開業するといっても、何をどうすればいいのか明確なプランを示さない限り、オープン後のビジョンが見えてきません。今回は飲食店に必要な開業計画書についてお話します。

開業するために

飲食業界で活躍するために必要なのはお店で、何をどうすればいいのかといったビジョンが記されているのが開業計画書(場合によっては創業計画書・事業計画書です)です。

お店を創業するための動機と運営をするために必要な資金内訳のほか、具体的なプランで経営していくのか、といった内容を書面としてまとめたものとされており、飲食に限らず会社全体を設立するためにも必要で、銀行などの金融機関や投資家たちに出資をお願いするために必要とされています。

出資をした方への事業を通じてリターンを明確に実行する旨を伝える意味として、重要な書類で、開業資金を確保していきます。出資者や金融機関などの第三者に対して信頼を得るほか、具体的に提示した計画に対して、どの程度の力で実行ができるか否かを判断するため、公平かつ公正なる審査を行うために必要な判断材料となっているのが、開業計画書となるわけです。

開業前から必要

飲食業の一環としてお店を立ち上げ、開業前からやるべき項目が沢山設定されています。最初は土地(店舗)の確保から始まり、食材や機材などを仕入れたりするなど開業前から多数の資金が要求されます。

約500万~1200万円前後が平均的な金額とされ、個人で準備するには無理な場合が多いことから、金融機関などに対して出資及び融資をお願いするために開業計画書は欠かせない存在となっています。

金融機関などに対するお店の開業からスタート後の経営状況などを具体的にまとめ、書式の形でプレゼンテーションを行い、承認を得れば開業資金として確保でき、事前に必要な不動産の借用契約や人件費、食材などの確保に割り当てられるわけです。そして一連の流れが円滑に進めば晴れてお店は開業です。

記入すべき項目

開業計画書に記入するべき項目は、融資などを受ける際に必要であり、一種の履歴書の役割を果たしています。

①創業者のプロフィール
実際に操業する方の経歴をしっかりと記入していきましょう。なお、複数の場合は代表一人分書けば問題ありませんが、飲食関係のお店で勤務された経験がある場合は、一つの経歴として記入しておくとよいでしょう。

②お店を始める動機と概要
事業をスタートするきっかけとなった動機や、目的や理念をしっかりと記入し、融資を受ける際に説明をしながら熱意までも話しておきましょう。また、飲食店にも種類があるため、何を扱うのか、また営業を行う場所についても説明しましょう。

③取り扱うべき商品の内容とサービス
ここでは実際に営業をスタートした際、どの料理を提供していくのかといったサービスなどの内容を具体的に記入しておきましょう。また、お店の特徴であるセールスポイントもまとめておきたいものです。

④取引先の相手
飲食店として開業する場合は一般の方(地域の方など)として、仕入れ先は業者名をそれぞれ記入しておきます。

⑤従業員
開業後、お店で働くスタッフの人数を記入します。

⑥借り入れの有無
金融機関などから住宅ローンなどといった各種借り入れの状況を残高や年間返済額、用途や借入先などを記入しましょう。

⑦資金調達方法
運転資金や設備資金の内訳をそれぞれ記入し、必要な資金を算出してから記入しましょう。また、工事費や物件取得などに対しては施工業者や不動産の見積もり、備品類はリストを前もって作成し、必要な金額を調べてからそれぞれ記入しましょう。
また、調達方法については自己資金のほか、身内や金融機関などからの借り入れを記入し、内訳と返済方法について明確に記入しましょう。

⑧開業後の見通し
見通しとしては、オープン時とある程度の期間を経た後の状況に分けてから計算を行いましょう。仕入高や売上高、それに各種経費を算出してから利益を出すのが一般的です。

まとめ

開業計画書は書くことが多く、完成までに時間がかかりそうですが無理をせずに計算を行い、ゆっくりと慎重に記入をしておくと失敗せずに完成します。「出資」や「融資」をきちんと受けるためには、金融機関などに提出しておきたいものです。

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